久しぶりのブログを書いています。
この本は、出版された当初から気になっていた本でしたが、やっと先日読みました。
期待通り、いやそれ以上に面白かったです

北朝鮮の兵士が、福岡を占領するという一見荒唐無稽な話ではあるのですが、北朝鮮や日本の政府の状況、国と地方自治体との関係、さらには社会からはじき出された少年達等々、の話が詳細な調査で裏付けられた事実を元に書いていると感じられるバックバーンがあり、不思議な現実感を帯びた作品でした。もちろん、話の筋としてはエンターテインメント性に溢れており、面白くて夢中になって一気に読んじゃいました

ただ、ちょっと残酷な描写もあるから、そういうのが生理的に嫌な人はつらいかもしれませんね。
そうそう、もうひとつ、思いがけず感動したところがありました。
エピローグで、生き残った北朝鮮の女性兵士が、日本人に助けられて、長崎の離島の孤児院で話をする場面があったのですが、その場所がなんと僕の故郷でした。
正確に言うと、僕の故郷である大島の隣の島の崎戸島という所なんですが、その島の描写が正確で、目に浮かぶようでした。
何よりうれしかったのは、著者が、僕の故郷の島々を「美しい島」だと書いてくれた事でした